C(C言語)は1970年代初頭にリリースされた古い言語です。ソースコードを実行するにはコンパイルで機械語に翻訳する必要があります。このため処理速度が速く組み込み系システムの開発やハードウェア、サーバーなどのプログラム開発に使用されてきました。元々C言語は、UNIX OSの移植を容易にする目的で作られた言語で、メモリ領域の管理や、ポインター演算、ビット毎の論理演算など、ハードウェアに密着した処理がしやすいのが特徴です。LinuxのカーネルなどもC言語で開発されています。
C++は、C言語の機能を拡張させ、オブジェクト指向を追加することでより効率的なプログラミングができるように開発された言語です。C言語と互換性があるため、C++とC言語を合わせてソフトウエア開発を行うケースも多いです。
私が初めてC言語に触れたのは、他人が書いた5キロステップ(約5,000行超)のC言語コードをトレースして設計書を起こすリバースエンジニアリング作業でした。C言語特有のポインタによるメモリ管理や構造体・共用体などのデータ型に悩まされた日々が思い出されます。